11月1日から外国人技能実習生制度で「介護職」人材の受け入れが始まりました。前回のニュースで触れた通り、同制度で対人サービスを必要とする業種の解禁は初めてです。
ただ実際は、日本の介護現場ではすでに一部の外国人人材の受け入れが始まっています。二国間条約の日本経済連携協定(EPA)の適用を受けるフィリピン、インドネシア、ベトナムの介護福祉士候補生です。応募条件に看護・介護の専門知識や学歴を必要としない技能実習生とは異なり、EPAの介護福祉士候補生は現地の看護学校・短大を卒業し、基本的な日本語会話が可能とされる日本語能力試験のN3レベルを取得してから来日したいわゆる高度人材です。2008年にインドネシアから受け入れたのを皮切りに、翌年にフィリピン、14年にベトナムと続き、すでに多くの介護福祉士候補生が日本の福祉の現場で働いています。
今回、EPAで来日したベトナム人介護福祉士候補生にインタビューし、今の仕事についた経緯、現場での困難ややりがいなどについてうかがいました。今後、多くの介護職技能実習生の来日が予想されているため「自分の経験が役に立てば」と話して下さいました。